資金調達コンサルティングとは?内容やメリット・デメリットを詳しく解説

資金調達コンサルティングとは、事業計画の作成や資金調達手法のアドバイスなどを受けられるサービスです。うまく活用すれば資金調達の成功率を上げることができます。

そのためには、内容や会社の選び方などをきちんと理解しておく必要があります。

そこで今回は、資金調達コンサルティングの内容やメリット・デメリットだけでなく会社選びのポイントも解説していきます。

資金調達を成功させたいという人はこの記事を参考にしてみてください。

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資金調達コンサルティングとは?

資金調達コンサルティングとは、事業計画書の作成やアドバイスといったサポートをする業務のことです。

信用のある大企業では、選択肢が豊富で条件の良い資金調達ができます。しかし、信用の少ない創業間もない企業では、選択肢が少なく適切な資金調達をすることが難しいこともあります。

このときにコンサルタントのサポートがあれば、資金調達がしやすくなったり、事業目標を達成しやすくなったりするでしょう。

資金調達コンサルティングの内容

資金調達コンサルティングの内容は主に以下の4つです。

・資金調達手法のアドバイス

・必要書類の作成

・対外向け説明のアドバイス

・資金調達先へのアピール

分かりやすいようにそれぞれ詳しく解説していきます。

資金調達手法のアドバイス

企業の目的や用途に合わせた資金調達方法をメリットやデメリットも含めて幅広くアドバイスしてもらえます。

さまざまな資金調達方法の中から自社に合った方法を教えてくれるため、確実に資金を調達したいときにはおすすめです。

どこから資金を調達すれば良いか分からなかったり、さまざまな方法を知りたかったりするときに役立つでしょう。

必要書類の作成

資金調達するときは、事業計画や資金繰りが重要になってきます。その際に必要な書類の作成を手伝ってもらったり代行してもらったりすることができます。

書類作成は書き方に規定があり、面倒な部分や負担になることもあるでしょう。

事業計画書の作成が分からなかったり、融資がおりるのか不安だったりするときにおすすめです。

対外向け説明のアドバイス

対外向け説明とは、相手に対して事業や財務の状況を説明することです。

事業計画や資金繰りをどのように説明すれば良いか分からないこともあるでしょう。このときに適切な説明の仕方や質問に対しての回答などのアドバイスがもらえます。

また、確実に資金調達ができるように資料作成の代行もしてくれます。

相手と何を話せばいいか分からないときや質問に対する回答が分からないときにおすすめです。

資金調達先へのアピール

資金調達先に納得してもらうには、事業の資金がいくら必要で何に使用するのかといった具体的な説明をしなければなりません。

その際に、どのように説明をしてどのような資料を作成すべきかなど、アピールの手助けをしてくれます。

また、説明するときに同行してもらうこともできるため、状況に応じて頼んでみると良いでしょう。

資金調達コンサルティングのメリット

資金調達コンサルティングのメリットは主に以下の3つです。

・資金調達が成功しやすい

・融資の準備がしやすい

・好条件で資金調達がしやすい

分かりやすいようにそれぞれ詳しく解説していきます。

資金調達が成功しやすい

コンサルティングをうまく活用することで成功しやすくなります。

実績のあるコンサルタント会社では、過去の成功例を参考にアドバイスができるからです。

自分だけで資金調達をしようとすると、さまざまな部分で負担が大きくなるため失敗に繋がる可能性があります。

実績のあるコンサルタント会社に依頼することで、資金調達の成功率を高めることができるでしょう。

融資の準備がしやすい

経験の少ない人が、いきなり金融機関から資金調達をするのはハードルが高くなるでしょう。

ある程度の知識がなければスムーズに資金調達をすることはできません。しかし、コンサルタントをうまく活用すれば、スムーズに話を進めることができます。

コンサルタントに事前準備を頼むことで、無駄な時間や手間を省くことができ、スムーズな資金調達ができるでしょう。

好条件で資金調達がしやすい

調達先によっては金利や譲渡する株式率などの条件が異なります。大企業などの信用が高い場合なら好条件で資金調達ができますが、信用が少ないうちは難しいでしょう。

しかし、コンサルタントを活用すれば自社に合った相手を紹介してくれるため、好条件で相手を見つけやすくなります。

また、サポートがあればトラブルも起こりにくくなるため、好条件で資金調達がしたいならコンサルタントに依頼すると良いでしょう。

資金調達コンサルティングのデメリット

資金調達コンサルティングのデメリットは主に以下の2つです。

・追加料金がかかる場合がある

・コンサルタントの良し悪しに影響する

分かりやすいようにそれぞれ詳しく解説していきます。

追加料金がかかる場合がある

契約内容の範囲を超えると追加料金がかかるケースがあるため、事前に内容はきちんと確認しておきましょう。

最初の費用でどこまでのサポートがしてもらえるのかを把握しておかなければ、適切なサービスは受けられません。

もし、追加サービスが最初のみだったときに一度で成功すれば特に問題はありませんが、うまくいかなかったときに自分で対応することになります。

契約内容はきちんと把握した上で、追加サービスを受けるとしても納得した上で行うようにしましょう。

コンサルタントの良し悪しに影響する

資金調達がうまくいくかどうかは、コンサルタントの良し悪しに影響することはデメリットと言えます。

良いコンサルタントであれば問題ありませんが、悪質なコンサルタントだった場合は大きなリスクとなるでしょう。

そのため、コンサルタント会社選びは非常に重要です。詳しくは後述しますが、悪質なコンサルタントや知識の少ないコンサルタントは選ばないようにしましょう。

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金調達コンサルティングを受ける経営者の特徴

資金調達コンサルティングを受ける経営者の特徴は主に以下の3つです。

・資金調達に失敗したくない

・事業計画の作成に困っている

・事業計画に見合った資金を調達したい

以上の特徴が当てはまる経営者で資金調達がしたいときは、コンサルタントを活用してみると良いでしょう。

それぞれ解説していきます。

資金調達に失敗したくない

経験や知識の少ない経営者が、資金調達を誰のサポートもなく成功させるのは難しいでしょう。入念に準備をすれば失敗する可能性が低くなりますが、時間がかかってしまいます。

また、一度失敗すると次からの審査はさらに厳しい状況になります。効率よく資金調達をしたいならコンサルタントを活用すべきでしょう。

事業計画の作成に困っている

コンサルタントを活用することで、事業計画の作成もサポートしてくれます。

事業計画や資金繰り計画など何をどのように作成したら良いのか分からないときにはおすすめです。

また、契約内容によっては計画書の作成代行までしてくれることもあります。事業計画で困っているときは検討してみると良いでしょう。

事業計画に見合った資金を調達したい

事業計画が作成できたとしても必要な資金を調達できなければ意味がありません。

必要な資金を調達することができるのか不安なときはコンサルタントを活用することをおすすめします。

コンサルタントのサポートを受ければ自社に合った適切な調達先を紹介してくれるため、必要な資金を調達しやすくなるでしょう。

資金調達コンサルティングを利用するときの注意点

資金調達コンサルティングを利用するときには注意点があります。それは以下の2つです。

・担当に十分な知識がない

・ノウハウが蓄積されない

分かりやすいようにそれぞれ詳しく解説していきます。

担当に十分な知識がない

もし、会社が優秀だったとしても担当に十分な知識がなかったり、経験が少なかったりする可能性があるため注意が必要です。

そのため、コンサルタントにすべてを任せきりにするのではなく、定期的に進捗状況を確認しておく必要があります。

また、コンサルタントが企業の方針や経営の考え方を尊重してくれているかという点も重要です。会社の良し悪しだけではなく、担当者の実績や人間性も注意しておきましょう。

ノウハウが蓄積されない

資金調達コンサルティング会社では、実務の担当はしないということもあります。このようなときに、社内になかなかノウハウが蓄積されません。

ノウハウの蓄積ができなければ、資金調達をするたびにコンサルティングを利用することになります。

資金調達のノウハウを社内に浸透させるためにも共有できる体制を作ったり、実務を担当してくれる会社を選んだりするようにしましょう。

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資金調達コンサルティング会社の選び方

資金調達コンサルティング会社を選ぶときには以下の3つを意識すべきです。

・実績

・信頼性

・得意分野

以上のポイントについてそれぞれ詳しく解説していきます。

実績

会社を選ぶときは、必ず実績の確認はするようにしましょう。実績がある会社の方が質の高いサービスが受けられるため、成功率も高くなります。

確認するときは、過去に資金調達を支援した企業や案件の詳細などに注目すると良いでしょう。

ただし、会社が良かったとしても担当者の実績が不十分なこともあるため、個人の実績も確認すべきです。

会社によってはホームページで確認しにくいこともあるため、その場合は直接確認してみると良いでしょう。

信頼

実績だけでなく、信頼性の高さも会社を選ぶ上で重要になってきます。

サービス内容や担当者との相性など信頼できるかどうかはきちんと確認しておきましょう。担当者と気が合うかどうかは、これからコミュニケーションを取る中で非常に重要なポイントです。

誠実性や相談のしやすさなどこの人になら任せられると思った人を選ぶようにしましょう。

得意分野

また、コンサルタントの得意分野や専門分野についてもきちんと把握しておくべきです。

担当者がどのような案件を担当してきたのか、どの分野が得意なのか事前に聞いておくようにしましょう。

自社に合ったコンサルタントを選ぶことでさらに資金調達の成功率は高くなります。最初の段階で専門分野や得意分野は聞いておくようにしましょう。

まとめ

資金調達コンサルティングは、事業計画書の作成やさまざまなサポートを受けられるサービスです。

必要書類の作成から調達先への説明まで手助けしてくれます。コンサルティングを受けることで資金調達の成功率が高くなったり、好条件で資金を調達できたりするメリットがあります。

しかし、コンサルティング会社の良し悪しに影響するというデメリットもあるため、会社選びには注意が必要です。

自社に合う会社を選ぶことができれば資金調達の成功率を高めることができるため、信頼できる会社を選ぶようにしましょう。

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