【目指せJGC】2024年4月 JALのJGCのルール変更でどうすれば取得できる?JGC修行は今年もできるの?について徹底解説 

2024年にJAL(日本航空)を利用しまくって修行し、JALの上級会員である「JGC(JALグローバルクラブ)」への入会を考えている人は、JGC入会条件変更の話を聞いてどのルートがよいのか悩むところだと思います。そこで2024年のJGC修行を考えている人に、どこが変わったのか、次に以前のような「JGC修行」はできるのかという点について解説していきます。 

2024年からJGCは何が変わるのか

1年間の利用実績から生涯の利用による判断

2024年から始まる新しいJALのマイレージプログラムでは、これまでの「1年間の利用実績」から「生涯にわたる利用」で判断される内容に変わります。これに伴ってプログラム名なども変更になります。 

【JAL Life Statusプログラム公式より】 

はじめに「変更前」と「変更後」のプログラムを比較すると以下の表のようになります。 

  変更前  変更後(2024年以降) 
プログラム名  FLY ON プログラム  JAL Life Status プログラム 
ポイント名  FLY ON ポイント  Life Status ポイント 
ポイント獲得対象サービス  JALまたはJAL提携航空会社への搭乗  JALまたはJAL提携航空会社への搭乗 

JALカード利用 

JAL Pay利用 

JAL Mall利用 

JGC入会条件  JMBサファイア 以上  JGC Tree Star 以上 
ポイントの達成条件  50,000ポイント 

または 

50回以上の搭乗 

1,500ポイント 
有効期限  1年間  生涯 

2024年からJGC入会をするための条件を簡単に説明すると「JAL Life Statusプログラム」に入会し、「Life Statusポイント」を1,500以上貯めるという条件になります。 

JAL Life Status プログラムのステイタス

JAL Life Status プログラムになって、これまでの「FLY ON プログラム」とは全く違うステイタスの達成条件となりました。 

ステイタスは「Starグレード」と呼ばれ、グレードの達成基準は以下の表のようになります。 

グレード  達成に必要なLife Statusポイント 
JMB elite  250 
JMB elite plus  500 
JGC Three Star  1500 
JGC Four Star  3000 
JGC Five star  6000 

この中の「JGC Three Star」を達成するとJGCに入会することができます。 

ただし、この「JGC Three Star」を達成するのは非常に大変です。その理由を次の「ポイントを貯めるためには」で解説します。 

Life Statusポイントを貯めるには

 Life Statusポイントは次の条件を満たすと貯めることができます。 

利用サービス  Life Statusポイント付与基準  積算ポイント 
JAL国内線  1搭乗(有償フライト)  5ポイント 
JAL国際線  1,000区間マイルごとに  5ポイント 
JALカード  2000マイル  5ポイント 
JAL Pay  500マイル  1ポイント 
JAL Mall  100マイル  1ポイント 

現在発表されている限りでは、5つのサービスを利用すると「Life Statusポイント」を獲得することができます。ただし、積算ポイントを見ると分かりますが、最大で5ポイントしか貯まりません。つまり、1500ポイントを貯めようと思うと、「国内線で300回搭乗」「国際線だと30万マイル」のフライト必要になります。(国際線のフライトだと地球を12周する距離です) 

これだけの数字になると、これまでの搭乗履歴がない0からスタートの場合、1年間でJGC条件を達成するのは非常難しくなります。 

【画像提供:筆者】 

【筆者提供】 

2024年JGC修行をすることはできるか?

 2024年にJGC修行を考える場合、1年間に300搭乗という目標になります。しかし、これは現実的に非常に難しい数字になります。そこで、数年かけてJGCを取得しようと考えると修行ルートとしては2つに限定されていきます。 

  1. できるだけ安く短距離の国内線に乗りまくる
  2. 国際線の安い長距離フライトを利用する 

【画像提供:筆者】 

できるだけ安く近距離の国内線に乗りまくる 

過去のJGC修行で言えば「国内線回数派」のやっていた1年間に50フライト搭乗条件を目指すというのと基本的なルートは同じになります。 

JGC取得のために飛行機の乗りまくる「JGC修行」をしようと考える場合、ルート選定が大切です。お金をかけて飛行機にたくさん乗ればJGCを取得することができます。しかし、それではお金持ちにしかできません。そこで、JGCを目指す人はできるだけ「安く・短期間に・効率よく」JGCの取得を目指す研究をしています。 

では、2024年4月の時点でどんなルートがあるのでしょうか。 

2024年春現在で公表されている運賃を基にJAL Life Statusポイントを貯めるフライトを考えるとできるだけ安い航空券を購入し、フライト時間が短い路線に乗って条件達成が最も効率が良いです。そこで距離が短く、安い路線の代表例を紹介します。 

路線  最安値運賃(令和6年4月調べ)
運賃名 スペシャルセイバー 
大阪(伊丹)~但馬  7,490円~  
那覇~宮古  6,070円~ 
宮古~多良間  6,490円~ 
福岡~宮崎  8,140円~ 

これらの路線を利用して、300フライト達成をすることができればJGCに入会をすることができます。ただし、単純往復をしただけでもかかる費用は180万以上になります。 

時間も1日に4フライトしたとして75日間 

これまでのように1年間でJAL国内線に乗りまくりJGCを目指すというのは厳しくなりました。1年間に50回乗っても6年程度かかる計算です。

同じことをJGC修行で定番だった「羽田-沖縄」線などを使うと次のようなイメージです。 

区間  運賃  サファイヤ到達に必要なフライト数  推定修行費用 
羽田―那覇  スペシャルセイバー  300フライト 

150往復) 

片道  17,330 

総額 約520万 

羽田―大阪  スペシャルセイバー  300フライト 

150往復) 

片道  14,130 

総額 約430万 

大阪―那覇  スペシャルセイバー  39フライト 

(19.5往復) 

片道  13,670 

総額 約410万 

※「スペシャルセイバー運賃」は10月までの期間の最安値で計算 

JGCに入会するための1フライトは、運賃による制約はありません。正規運賃でも割引運賃でも1回の搭乗で5ポイントです。JALパッケージツアーや旅行会社販売しているツアーでもマイル積算可能な運賃であれば、5ポイントの対象になります。 

2024年 国際でJGCを目指す

JGC修行において一番難しく、でも考えるのが楽しい方法がかつての「国際線で50,000FOPを目指すやり方でしたが、新ルールになって、国際線でJGCを目指すのも非常に難しいものとなりました。 

Life Statusポイント付与基準は、JAL国際線の場合「1,000区間マイルごとに5ポイント」というルールですが、実際に国際線を飛ぶとどれくらい貯まるのかというと 

【JAL国際線 区間マイル数 

路線  マイル数  Life Statusポイント 
東京 - ソウル  758  片道は対象外(往復なら5ポイント) 
東京 - シンガポール  3,312  15ポイント 
東京 - シドニー  4,863  20ポイント 
東京 - ロサンゼルス  5,458  25ポイント 
東京 - ロンドン  6,214  30ポイント 
東京 - ニューヨーク  6,739  30ポイント 

単純に区間マイル数でポイントが決まるのでエコノミークラスを利用しようが、ビジネスクラスを利用しようが獲得できる「Life Statusポイント」に変化はありません。 

それでもJGCの達成基準である「1500ポイント」を獲得しようと思うと、東京―ロンドン間を25往復、東京-シンガポールならば50往復しなければいけない計算になります。 

どれくらいの費用がかかるのかというと  

路線  マイル数  Life Statusポイント  費用 
東京 - ソウル  758  片道は対象外(往復なら5ポイント)  往復   5万円 

総額 約1500万円 

東京 - シンガポール  3,312  15ポイント  往復  約12万円 

総額 約1200万円 

東京 - シドニー  4,863  20ポイント  往復  約20万円 

総額 約1500万円 

東京 - ロサンゼルス  5,458  25ポイント  往復  約20万円 

総額 約1200万円 

東京 - ロンドン  6,214  30ポイント  往復  約24万円 

総額 約1200万円 

東京 - ニューヨーク  6,739  30ポイント  往復 約32万円 

総額 約1600万円 

上記のようになってきます。新基準ではFLY ON POINTがJGC入会に影響がなく、獲得できるマイル数での加算ポイントになります。しかし、国際線では加算率が悪く、国内線よりも多くの費用がかかることが分かります。 

【JAL Life Statusプログラムホームページより】 

しかも、Life Statusポイントの加算対象が「JAL国際線」と限定されているので、JALが加盟している航空連合「One world」やその他の提携航空会社の便に乗ってもポイントを貯めることができません。One worldの世界一周航空券を利用して一気にポイントを貯めたいと考えても「JAL便の運航路線」しか貯めることができない制約が付いています。 

東京-シンガポールの往復なら日帰りでもなんとか可能な範囲ですが、航空券代金は税金や燃油サーチャージも含めて往復およそ20万円前後、これを50往復と考えると1000万円近い出費と多くの時間がかかります。 

【画像提供:筆者】 

JGC取得を最短で目指すにはどうするのか

では、JGC(JALグローバルクラブ)への入会は遠い道なのかと言われれば、工夫次第では1年では難しいものの3年から5年ほどのスパンで考えれば不可能ではありません。 

ポイントになるJALカードの利用

新しいポイントプログラムでは「生涯にわたる利用で」ということが重視されているため、これまでのフライト履歴やクレジットカード(JALカード)の利用履歴もLife Statusポイントの加算項目に含まれています。 

2023年までの「FLY ON プログラム」ではJALカードの利用履歴はJALのステイタスと関係性が薄かったのですが、新しいプログラムでは関係性が強くなっています。 

【JAL Life Statusプログラムホームページより】 

注目するポイントは「JALカードの利用で2,000マイルを貯めるとLife Statusポイントが5ポイント付与される」という部分です 

JALカードショッピングマイルが対象となるため、ショッピングマイル・プレミアム(年会費4,950円)に入会して100円で1マイル加算にすることができます。100円で1マイル加算にするとJALカード20万円の利用で5ポイントを獲得します。小さな数字のように見えますが、1年間に数百万単位で決済をするような人であれば50ポイント近くLife Statusポイントを貯めることができます。医者や経営者などで経費決済ができる人はJALカードを利用してLife Statusポイントを貯め、フライトでのポイントと合算してJGCを目指すというのも1つの方法になります。 

年間に利用回数が少なくても時間をかけるとJGCが取得できる

Life Statusポイントが始まることによってJGC取得を目指す考え方は根本的に見直す必要があります。 

これまでは「1年間の利用が多かった人に対して翌年特典が付く」という考えでしたが、「生涯にわたってJALの利用が多い人に対して特典が付く」という形になりました。Life Statusポイントは、1年間でリセットされることはなく生涯にわたって貯まるのも、JALが方針転換したことを示しています。 

つまり 

  1. これまで年間に数回JALを利用し、これからも時々使う
  2. JALカードをメインカードとして使い、今後も使い続けていく 

①と②に当てはまる人は「JGC修行」のようなことをしなくてもJGC会員になることができるチャンスが近づいてきます。だからこそJGCを目指したいという人は早めにJALカードを手に入れ、飛行機に乗る機会があれば積極的にJAL便を利用していくと、近い将来JGCとして上級会員になることができます。 

Life Statusプログラムは段階的に特典が用意されており、250ポイント達成時から「桜ラウンジ利用」などの特典をもらうことができます。段階的にもらうことができる特典を楽しみながら、長期にわたってポイントを貯め、JGCを目指していくスタイルに2024年から変わります。 

 【JAL Life Statusポイント公式ページより】 

まだ全貌が明らかになっていない新プログラム

本記事を執筆している2024年3月末現在「JAL Life Statusプログラム」に関しては全貌が明らかになっていません。公式ホームページでも「2024年春ごろに発表」となっているだけで、ここでは紹介することができなかった新しいLife Statusポイントの貯め方が発表される可能性も高くなっています。 

今のところ5つの方法でLife Statusポイントを貯めることができると公表されていますが、増える可能性は高いです。 

ここから先は、筆者の憶測になりますが、現在「ANA(全日空)が上級会員ステイタス獲得の条件として、「フライト+対象サービスの利用」でフライトによるポイント獲得の条件を大幅に引き下げる「ANA ライフソリューションサービス」を行っています。

 【ANAホームページより】 

JALもある程度この形に近くなると思われます。 

ただ、JALは「生涯の利用」というコンセプトがあるので、1年でJGCを取得するのは難しく、数年かけてJGC取得ができるように、少しずつポイントを貯めることができるルールが追加されるのではないかと推測しています。 

まとめ

ここまで2024年のJGC修行について解説しました。まだ詳細なプログラムが発表されていないので、今後考察が変わる可能性がありますが、現在のところ、JGCを1年の修業で獲得するというのは非常に難しい状況になりました。そのため、数年単位で修行を計画し、JALカードの決済によるポイント獲得も併せて、JGCを目指していくというのが最も高汁の良い方法になりそうです。  

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