アメックス・プラチナカード徹底解説

銀行系、航空系などさまざまなクレジットカードがあり、それぞれに魅力的な強みがあります。中でも豪華な特典が付帯するという点で、人気となっているのがアメックスカードです。「年会費が高い」「お金持ちの人が所有している」というイメージを持っている方もいるかもしれません。部分的には事実かもしれませんが、アメックスカードの特徴を理解してうまく使いこなすことができれば、年会費以上の価値を見出すことができます。アメックスの個人カードにはアメックス・グリーン、アメックス・ゴールド、アメックス・プラチナ、アメックス・センチュリオン(ブラックカード)の4つのランクが存在しています。今回は上から2番目のランクとなるアメックス・プラチナカードに焦点を当てて、特徴やデメリット、どのような人にアメックス・プラチナカードがおすすめなのかを解説します。

アメックス・プラチナカードの特徴 

年会費と家族カード

アメックス・プラチナカードの年会費は13万円+税、現在は14万3,000円(税込み)となっています。この年会費は数あるクレジットカードの中でも高い部類だといえるでしょう。この年会費を払いながら日常的な買い物をするだけというのはもったいないですので、十分に特典やその他の特徴を把握して作成するかどうかを決めましょう。

アメックス・プラチナカードは1枚につき、4枚まで家族カードを発行できます。もしも家族カードを4枚すべて作成した場合には、1枚当たりの年会費は2万8,600円(税込み)となり、かなりお得にアメックス・プラチナカードを使えるようになります。

メタルカードの導入

アメックス・プラチナカードは高級感のある特徴的な券面が人気です。さらに2018年10月15日からはメタル製のカードが発行されるようになり、一層高級感がアップしました。現在アメックス・プラチナのメタルカード日本、アメリカ、カナダの3か国でしか展開されておらず、非常に貴重なカードです。

メタルカードは本会員のカードのみであり、家族カードには適用されていません。

ポイント還元率

アメックス・プラチナカードは100円の買い物につき1ポイントが貯まります。貯めたポイントの利用方法はさまざまあり、利用先や利用する時期によってポイントの価値が変動するため、一概に還元率が何パーセントということは難しくなります。

さらに、対象ショップでのカード利用は獲得ポイントが3倍になります。Amazon、ヤフーショッピング、ヤフオク、iTunes Store、App Store、Apple Music、JAL、HIS(海外旅行利用)、アメリカン・エキスプレス・トラベル・オンラインなどでの年間500万円までがポイントアップ対象となります。

基本的には100円で1ポイント加算されますが、加盟店によっては200円で1ポイントとなったり、加算対象外となったりする場合があります。

入手方法

アメックスの公式サイトより、必要事項を入力して申し込むことが可能です。

少し前まではアメックス・グリーンまたは、アメックス・ゴールドを使用し、アメックスから直接インビテーションが来ない限り、アメックス・プラチナを申し込むことができませんでした。現在ではだれでも申し込めるようになったため、ハードルは下がったといえるでしょう。

しかし、年会費も高いため無料カードよりも審査は厳しいと考えられます。基準内容は明らかではありませんが、安定した収入があり支払い滞納履歴などがないことがポイントとなります。不安要素がある方は、しばらく別のクレジットカードを使用して信用情報を蓄積するとよいでしょう。

入会特典

出典:アメリカンエクスプレス公式HPより

アメックス・プラチナカードは、入会後3カ月以内に100万円以上のカード決済をすることで最大で5万ポイント獲得できる入会特典があります。具体的には以下の3つがあります。

1つ目に「カードご利用ボーナス1」です。入会後3カ月以内に合計50万円以上のカード利用でボーナスとして2万ポイント獲得可能です。

2つ目に「カードご利用ボーナス2」です。入会後3カ月以内に合計100万円以上のカード利用でボーナスとして2万ポイント獲得可能です。

最後3つ目に「通常ご利用ポイント」です。合計100万円のカード利用で1万ポイント通常のポイント還元が得られます。

家族カード会員、既にアメックスカードを所有している方、過去に所有していた方などは入会特典の対象外です。あらかじめ確認しておきましょう。

紹介による入会はお得

アメックス・プラチナカードを知り合いの紹介により入会すると、よりお得なご紹介プログラム特典が受けられます。

紹介プログラム特典では、入会後3カ月以内に合計10万円以上のカード利用で1万ポイント獲得、入会後3カ月以内に合計50万円以上のカード利用で3万7,000ポイント獲得、入会後3カ月以内に合計100万円以上のカード利用で1万3,000ポイント獲得、さらに通常ポイント1万ポイントを含めて合計で7万ポイント獲得のチャンスとなります。

非常にお得なので紹介してくれる人を探してみましょう。入会時期によって紹介プログラム特典内容が異なる可能性があります。

ポイント利用

カード利用で貯まったポイントは、連携航空会社のマイレージへの変更、提携ホテルグループのポイント交換などで利用可能です。

日系では全日空ANAマイレージクラブと日本航空JALマイレージバンク、外資系ではデルタ航空のデルタスカイマイル、ブリティッシュエアウェイズのエグゼクティブ・クラブなど大手アライアンスは3社とも網羅し、合計で16の航空会社のマイルに交換できます。ポイント移行のレートはANAが1,000ポイント1,000マイル、JALが2,500ポイント1,000マイル、その他外資系が1,250ポイント1,000マイルです。ANAマイルは高レートで交換できますが有効期限が3年間のため、無期限のデルタスカイマイルなどに交換するのがおすすめの人もいるでしょう。

ホテルポイントとして交換可能なのはヒルトンオナーズ、マリオットボンヴォイの提携ホテルがあり、無料宿泊券へ交換できます。

カード利用で貯まったポイントはカードの年会費に充当することも可能です。実は2021年10月までは1ポイント0.5円として充当することが可能でした。2021年11月から1年間は特別レート期間として、1ポイント1.5円として利用可能でした。現在はレートが改定され、1ポイント1円として充当可能となります。特別レート期間と比べると改悪されましたが、従来よりも高レートでの充当でき、年会費が高いカードのため嬉しいポイントとなります。

特典(ファイン・ホテル・アンド・リゾート)

出典:アメリカンエクスプレス公式HPより

アメックス・プラチナにはファイン・ホテル・アンド・リゾート(通称FHR)という特典があり、カード本会員と家族カード会員は高級ホテルの上級会員と同等のサービスを受けることができます。FHRはアメリカンエキスプレスによって厳選された世界1,200か所以上のホテルやリゾート施設が参加するプラチナ・カード限定のプログラムです。

具体的な優遇としては、12時からのアーリーチェックイン、客室の無料アップグレード、滞在中2名まで無料の朝食サービス、客室内の無料Wi-Fiサービス、16時までのレイトチェックアウト、そのほか宿泊施設独自のオリジナル特典があります。

日本国内は、マリオット系のザ・リッツ・カールトン、JWマリオットホテル、香港系ホテルチェーンのシャングリ・ラ ホテルをはじめとする多数の高級ホテルが東京、大阪、京都、沖縄などを中心に利用可能です。

海外ホテルもマリオット系、ヒルトン系など多数の高級ホテルが参加しており、世界中で上級会員同等のサービスとともに快適な時間を過ごすことができます。

FHRは専用の予約サイトもしくは、24時間利用可能なプラチナ・コンシェルジュ・デスクからの予約のみに反映されます。利用時にはそのほか注意事項を確認しておきましょう。

特典(フリー・ステイ・ギフト)

アメックス・プラチナを更新する際に、国内の対象ホテルに1泊2名まで無料で利用可能なフリー・ステイ・ギフトという特典があります。こちらはカード本会員のみが対象となります(譲渡された場合は利用可能)。

対象施設はマリオット系、ヒルトン系、ハイヤット系など7つのホテルグループで全国50以上となっています。さらに、対象施設で2連泊以上する場合には、対象施設でのみ利用可能なホテルクレジット特典が追加されます。施設内のレストランやスパで利用できる5,000円のクーポンもしくは、お支払金額から5,000円を減額の2つから選択可能です。

こちらも利用に関しては注意事項を確認しておきましょう。

特典(世界中の空港ラウンジが利用可能)

出典:アメリカンエクスプレス公式HPより

アメックス・プラチナを所有している場合、日本国内主要空港のカードラウンジを利用できます。航空券とカードを提示するだけで出発までラウンジを利用できるため、混雑する中で待機することがなくなり、快適な旅ができるでしょう。

さらなる特典として、アメックスの上級カード会員向けの「センチュリオン・ラウンジ」、デルタ航空の「デルタ・スカイクラブ」、「プライオリティ・パス・ラウンジ」など日本を含む130か国500空港1,200以上の空港ラウンジが利用可能になります。出国前や長時間トランジットでは軽食やお酒と一緒に優雅な時間を過ごし、シャワーでリフレッシュして機内へ搭乗できるでしょう。

アメックス・プラチナでは、プライオリティ・パスの最高ランクであるプレステージ資格(年会費429USD)を無料で取得できます。登録料とラウンジ利用料は無料、利用回数制限なし、同伴者1名まで無料となっています。

プライオリティ・パス・ラウンジ利用には、プライオリティ・パスの事前申し込みが必要となります。

特典(ホームウェア・プロテクション)

アメックスには、破損した電化製品やパソコン、カメラなどを保証してくれるホームウェア・プロテクションというサービスがあります。保証は家族カード会員も対象となり、なんとアメックスのカードでの購入有無にかかわらず有効となるサービスです。

メーカー保証期間が1年間で、火災・盗難・破損・水漏れが原因で破損した家電製品やパソコン、時計、カメラなど国内での修理が可能な製品が対象となります。また、メーカー保証が切れていた場合にも、使用期間に応じて購入金額の50%からなんと100%が保証されます。

スマートフォンや中古品、故意による破損、5,000円未満の損害は対象外となります。詳しい保証対象や対象外の規約を確認するようにしましょう。

特典(2 for 1 ダイニング by 招待日和)

出典:アメリカンエクスプレス公式HPより

アメックス・プラチナには所定のコースメニューを2名で利用すると、1名分無料になるというサービスがあります。「2 for 1 ダイニング by 招待日和」では国内外の約250店舗のレストランと提携しており、家族カード会員も特典の対象となっています。結婚記念日、ご家族の誕生日、大切な人との記念日などに最高のコース料理を非常にお得に頂ける特典です。

1店舗につき半年に1回という決まりなど一定の利用条件があります。また、利用に際しては「2 for 1 ダイニング by 招待日和」の会員登録が必要となります。あらかじめ利用条件の確認や会員登録を完了しておくようにしましょう。

特典(旅行保険)

出典:アメリカンエクスプレス公式HPより

アメックス・プラチナは国内外の旅行に特化した豪華特典が付いてくるため、旅行保険についてもとても手厚く安心の内容です。

国内旅行保険としては旅行代金をカード決済した場合に、損害死亡・損害後遺傷害保険では1億円、入院保険金日額5,000円、手術保険金最高20万円、通院保険日額3,000円となっています。

海外旅行保険の抜粋としては旅行代金をカード決済した場合に、損害死亡・損害後遺傷害保険では1億円、損害治療費用保険金1,000万円、疾病治療費用保険金1,000万円、携行品損害保険金100万円、乗継遅延・出航遅延・欠航・搭乗不能費用1回につき最高3万円、受託手荷物紛失費用1回につき最高6万円などとなっています。

ここで紹介した金額は基本カード会員様に適用される補償金額です。家族カード会員やそのほかご家族様に対する補償金額は異なります。また、被害の状況によって適用される金額や適用有無が異なりますので確認しておきましょう。

特典(プラチナ・コンシェルジュ・デスク)

アメックス・プラチナカードには、24時間年中無休で通話料無料の「プラチナ・コンシェルジュ・デスク」のサービスがあります。家族カード会員も対象となり、さまざまな要望や相談を受け付けてくれます。

国内外の航空券やレンタカー・ホテル・有名レストランの予約やプランを作成してくれるトラベルサービス、連携航空会社の日本発着国際線航空券を優待料金で手配してくれるインターナショナル・エアライン・プログラム、記念日やお祝い用のギフトを希望に合わせて届けてくれるギフト・サービスなど非常に幅広いサービスが受けられます。

何かあったときにいつでも依頼できるため、とても心強いサービスではないでしょうか。

アメックス・プラチナカードのデメリット

アメックス・プラチナカードにはさまざまな豪華特典がありました。一方、ここではアメックス・プラチナのデメリットについて解説します。

年会費が高い

アメックス・プラチナの年会費は先述したように14万3,000円(税込み)です。魅力的なさまざまな特典があることは紛れもない事実です。しかし、それらの特典を把握したうえでうまく利用できなければ、宝の持ち腐れ状態となってしまいます。

もしも、上記の得点に対してそれほど興味がなく、日常の買い物にしか使わないという場合には他の無料カードを作成した方が恩恵は大きいでしょう。

利用可能店舗が少ない

クレジットカードの国際ブランドのシェアは、圧倒的にVISAやMasterCardの方が上回っています。クレジットカードを作成する場合、1枚目は世界中で強いVISAや国内・欧米で強いMasterCard、2枚目以降は国内・アジアで強いJCBが推奨されることがあります。

アメックス・プラチナはAmerican Expressから発行されているカードのため、VISAやMasterCardを選択することはもちろん出来ません。日本国内ではJCBとの開放契約によりJCB加盟店でも利用可能ですが、世界的にアメックス利用可能店舗はVISAやMasterCardに比べ少ないため注意が必要です。

お金に余裕がないと特典を満喫できない

アメックス・プラチナには数多くの豪華特典がありました。FHRやフリー・ステイ・ギフト、空港ラウンジ利用などが無料ですが、これらの特典を利用するには「海外に行く」ことや「高級レストランで食事をする」ことが前提となります。つまり、豪華特典を満喫するためには一定以上のお金を使った旅行や休日の過ごし方を考えなくてはいけません。

特典を使うために無理してお金を使うという状況になれば、逆に生活が大変になったり、満喫できなかったりして宝の持ち腐れとなります。

アメックス・プラチナカードが向いている人

最後にアメックス・プラチナカードの特徴や特典を踏まえて向いている人をご紹介します。

海外旅行や海外渡航が多い人

アメックス・プラチナの特典をフルに活用するには、海外旅行や海外渡航が多い人がおすすめです。先述したように獲得ポイントを連携航空会社のマイレージへの交換が可能なこと、世界中の空港ラウンジを利用できること、高級ホテルの無料宿泊や上級会員並みの待遇を受けられること、優待価格で航空券を手配できることなど海外渡航が多い方にとって夢のような特典が数多くありました。

さらに海外で何かしらのトラブルに巻き込まれても安心の利用付帯海外旅行保険が備わっていました。海外旅行や渡航の回数が多い方は、年会費以上のメリットを受けられ、特典を存分に満喫できるに違いありません。

まとめ

今回は「年会費が高い」、「豪華な特典」で知られるアメックス・プラチナカードに関して特徴や数多くの特典、デメリットなどをご紹介してきました。イメージ通り年会費は高めのクレジットカードのため、なかなか手が出にくいかもしれません。さらに、安めのカードに比べて審査が厳しめなことも紛れもない事実でしょう。しかし、アメックス・プラチナカードの特徴をしっかりと理解して、うまく使いこなすことで年会費以上の待遇を受けることができます。特によく海外に行く人や、高級ホテルの利用がある人などには数多くの待遇を受けることができ非常におすすめでした。さまざまな豪華特典がありますので、特徴や特典内容をしっかりと調べた上で、申し込みをするかどうか考えてみてください。

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