M&A売却の適切なタイミングととるべき行動とは?

  • 2018年10月7日
  • 2025年2月5日
  • M&A

M&A売却の適切なタイミングは?

M&Aや会社売却においては、タイミングが非常に重要です。

タイミングを誤ると、売却価格が半分になってしまうこともあります。逆にタイミングが良いと想定外に高く売却できたりします。

そこで、この記事では、M&Aや会社売却をするのに適したタイミングやそれを逃さないためにとるべき行動について詳しく説明していきます。

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M&A売却における5つの重要なタイミングとは?

ここでは、M&A売却をする際に注目すべき5つのタイミングについて紹介していきます。

会社の業績は良いが、経営者の経営に対する意欲が減退しているとき

まずは、会社の業績は良いが、経営者の経営に対する意欲が減退しているときです。

会社の業績が良いときは、純資産や営業利益などの財務内容が良い状況であるといえます。このような会社は成長企業であると評価され、M&Aまたは売却をすれば、高い売却益を得ることができます。

また、会社の業績が良くても経営者の意欲が減退しているときは、将来の会社の成長を止めてしまう恐れがあります。事業のさらなる成長のためには、他に能力のある会社や意欲のある経営者に経営をゆだねることが重要です。

したがって、会社の業績が良くて、かつ、経営者の意欲が減退しているときにM&A売却することが良いでしょう。

業績が悪く、経営者の気力も減退しているとき

次は、業績が悪く、経営者の気力も減退しているときです。

特に、業績回復の見込みがあまりない場合や業界自体の将来性が見込めない場合には、会社の企業価値が下がっていく一方なので、早めにM&A売却することが必要になります。

このタイミングを逃してしまうと、会社の企業価値がなくなり、倒産や廃業になってしまいます。そのため、この場合は早めに決断する必要があるでしょう。

また、経営者の状態は会社経営に影響を及ぼし、しいては、会社の業績や企業価値にも大きな影響を及ぼすといえます。そこで、経営者の状態については、特に、次の2つの点に注目すべきです。

1つ目は、経営者の健康状態です。

経営者に健康問題がある場合、経営者自身が事業に関与する度合いが低下してきます。そうすると、収益性が悪化したり、売上が伸び悩んだり、事業価値が低下してゆきます。

そして、経営者としては事業価値が低下する前に売却する必要があるため、このタイミングでの事業の売却が必要となります。

2つ目は、経営者の事業意欲です。

先述したように、経営者の事業意欲が下がると、そのうち業績も下がってきます。早い段階で、能力と意欲のある企業・経営者に経営をゆだねることは有力な選択肢です。

弁護士法人M&A総合法律事務所で企業価値算定をした会社で、2-3年前であれば2倍くらいの価格でM&Aや会社売却を行うことができたであろうという会社が多数あります。しかし、いずれも経営者の事業意欲が減退してしまい、その後売り上げや収益まで低下してゆきました。そして、2-3年で半分の事業価値になってしまったのです。経営者が事業にあまり関与しなくなった、口出ししなくなったことも要因の一つになっています。

したがって、経営者の事業意欲が減退したときは、M&A売却を考える適切なタイミングであるといえます。

好景気のとき

景気は常に変動します。良いときもあれば悪いときもあります。

その中で、特に好景気のときがM&A売却のベストなタイミングとなります

好景気のときは買主候補企業が多く出現します。好景気に伴い資産に余裕が出てくるので、これまで買収を考えてこなかった企業も積極的に買収の意欲を持つことになるためです。

もっとも、現在、買主候補企業が多く存在しているからと言って、数か月後にはいなくなっている可能性もあります。過去には、リーマンショック後、M&A業者には会社の売却の話が集中しましたが、会社を買収したいという会社は皆無で、M&Aはほとんど成立しなかったこともあります。

したがって、景気の良いときこそ会社の売り時なのです。

M&A売却を考える際には、常に景気変動に注目して、そのタイミングをはかることが重要です。

業界再編の進行中

業界再編が起こると、業界全体の勢力図や競争環境が大きく変化することになります。

業界再編の主な要因としては、法改正、景気変動などの経済的要因、人口変動やライフスタイルの変化などの社会的要因、災害発生などの突発的要因、そして、技術革新などが考えられます。

業界再編の進行中は、買主候補企業も売主候補企業も多く集まるため、大企業だけでなく中小企業も出てきて、M&Aや会社売却が活発になります。

そして、その進行がさらに進んでいくと、売主候補企業が少なくなってゆきますので、M&A価格や会社売却価格も高騰してゆきます。この時期になるといろいろな買主候補企業やM&A業者からもアプローチがあり引く手あまたとなります。

もっとも、業界再編は長く続くものではないため、気づいたら終わっていたということもあります。このような段階になってから会社を売却しようとしても高額でM&Aや会社売却することはできません。

そのため、業界再編に伴ってM&A売却を行うとすれば、業界再編が始まったタイミング、そして、進行中のタイミングが最適であると考えられます。

M&A総合法律事務所では、皆様が会社の売り時を間違えないよう、局面局面で適切に情報提供させて頂きます。

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その他

まずは、寡占化が究極的に進んだときです。

寡占化が進行すれば業界内のプレイヤーが減少していきます。ここで買収に成功した会社はさらに寡占化できる反面、買収できなかった会社は寡占市場における零細企業に成り下がってしまいますので、どの会社も必死になります。そのため、寡占市場で生き残るためには、割高な価格であってもM&Aで買収せざるを得なくなるのです。

そして、後継者が見つからないときです。

同族会社などの場合、後継者問題はつきものです。親族や従業員などに後継者候補が見つからない場合があるためです。

このような場合、経営者としては、M&A売却を視野に入れることにより、売却先の経営者に会社を継いでもらうことができます。

https://tokyo-malaw.jp/ma_point/

適切なM&A売却のタイミングを逃さないための3つのポイント

ここでは、適切なタイミングを逃さないためのポイントを見ていきます。

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会社の業績と経営者の経営意欲を分析する

会社の業績の良し悪しは、M&A売却を行うかどうかに関する重要な判断材料になります。

現時点での会社の業績が好調であるか、不調であるか、また、将来の好調を見込めるかどうか、経営者の経営意欲は減退していないかなどを考慮して、会社の業績と経営者の経営意欲を分析するとよいでしょう。

経営者の健康状態から適切なタイミングをはかる

経営者が健康でない場合、経営にかかわることが困難となり、業績不振につながります。

そこで、経営者の健康状態を気に掛ける必要があります。

M&A売却を考えている場合には、経営者の健康状態が悪くなる前に検討・準備を始めることをお勧めします。

景気変動や業界動向を常にチェックする

M&A売却は好景気のときに行われることが多いため、検討されている方は景気変動をこまめにチェックすることをお勧めします。

業界再編については、先述した業界再編の要因などを頭に入れつつ、ニュースをチェックするとよいでしょう。

景気変動も業界動向も変化が速いため、適切なタイミングを逃さないように、その時々で決断していく必要がありそうです。

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利益を最大化するためにとる4つの行動

適切なタイミングをはかることができたら、次にすべきなのは利益を最大化することです。ここからは、利益を最大化するためにとる行動を解説していきます。

M&A売却を行う目的を明確にする

M&A売却を行う目的としては、シナジー効果、事業承継、資金の獲得、会社の廃業の回避など様々ありますが。どのような目的でM&A売却をするのかについて明確にすることがM&A売却の第一歩です。

目的が定まっていなければ、買い手も売却のタイミングも定まりません。また、価格や妥協点も曖昧となり、最終的には利益を上げられないままM&A売却を実行することになってしまいます。

したがって、目的設定は重要であるといえます。

会社の状態をよくする

会社を売却するに際して、自社をより良く魅力的な会社に見せることは、会社の売却価値を上げるためにとても有益です。そのため、M&A売却を検討しはじめたら、自社の状態をよくしていきましょう。

具体的には、自社の改善可能な部分を見つけて、短期間で改善していくことが考えられます。

改善点としては、売上の増加、コストの削減、業務の効率化、負債の整理などがあげられます。

それに加えて、技術、顧客、ブランド、許認可等を高く評価する買い手もいるため、それらの情報をまとめたり、その情報を説明するための資料を準備したりすることも効果的です。

情報漏洩には注意

M&A売却を考えている会社内で情報漏洩してしまうと、失敗する確率が高くなります。そこで、情報漏洩の対策をしておく必要があります。

まずは、社内や取引先、金融機関などにM&Aや会社売却に関する情報を漏らさないことです。社内でM&A売却に関することを話さない、関連資料を誰にでも見える場所に置かないなどの点に気を付けましょう。

次に、M&A売却の当事者、すなわち、売り手・買い手・M&Aの仲介会社との間でも情報漏洩しないように対策を講じることが必要です。基本合意書などを作成して情報の範囲を明記すること秘密保持契約を締結することはとても重要となります。

M&Aの専門家に相談

M&A会社売却を成功させるためには、適切なタイミングに決断する判断力やM&A売却に関する専門的な知識が必要となります。

初めてM&A売却を行うことを検討されている方や専門的な知識が必要な方は、専門家と相談しながら進めていくとよいでしょう

M&A仲介会社は初回の相談料を無料に設定しているところも多いです。そのため、少しでもM&A売却について悩んでいる場合には、専門家に相談してみましょう。

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まとめ

この記事では、M&A売却の適切なタイミング、そのタイミングを逃さないためのポイント、そして、会社の利益を最大化するためにとる行動について解説しました。

M&A売却について迷っているのであれば、適切なタイミングを逃さずにM&A売却を成功させるために早めに行動していきましょう。

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