訴訟紛争裁判には偽造証拠が蔓延っており、
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これも、偽造証拠の話ではないかもしれないが、
かなり私の人生観を変えた事件である。
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弁護士は、司法試験に合格したのち、司法研修所というところに2年間行く(最近は1年のよう)
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そこで、弁護士・裁判官・検察官になる勉強をするのである。
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弁護士も裁判官も検察官も、仕事としては、裁判実務が中心なので、
司法研修所では、必然的に、裁判実務の勉強が中心となる。
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勿論、模擬裁判も行う。
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司法修習生が、弁護人と検察官と裁判所に分かれて、特定の被告人が、有罪か無罪か決める。
掲示模擬裁判である。
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掲示模擬裁判の時、私は、証人役を担当した。
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傷害事件の被害者である。被害者が証人尋問に応じて、被告人の悪質さを述べるのである。
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私は、証人役になった以上、頑張ろうと思った。
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証人をリアルにイメージして、
被告人から暴行を受けた時をリアルにイメージし、
被告人の悪質さを腹に落とし、
検察官役と毎晩打ち合わせをし、
弁護人役からの打ち合わせ依頼は完全拒否し、示談申し入れにも応じず、
刑事模擬裁判には万全の態勢で臨んだ。
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刑事模擬裁判は丸一日かかる
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結果
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被告人は、完全有罪、懲役7年の実刑判決!!!
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会心の一撃であった。
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検察官役とハイタッチして勝利の美酒に酔った。
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しかしである。
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掲示模擬裁判の後の講評において、
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なんと!
司法研修所12クラスのうち、「有罪」は我々のクラスだけで、他のクラスはすべて「無罪」だったのだ!!!
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エ!なぜ!???
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こんな悪い奴、有罪に決まってんじゃん。
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この掲示模擬裁判の題材になった事件は、実際にあった事件であり、そのときも「無罪」だったらしい。
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えーーーーーーーーー!!!
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どうも他のクラスの証人役は、私ほど頑張らなかったようだ。
私が、一番、頑張った証人ということ。
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しかし、
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証人が頑張ったクラスは有罪で、頑張らなかったクラスは無罪とは、・・・・
なんと、
裁判というものは、本当に真実を発見できているのか???
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あるいは、弁護士の頑張り次第で、結果は大きく変動するということなのか。
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ちょっと頑張ったら勝訴して、ちょっとサボったら敗訴するって、どうよ。
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どうも、M&Aでも裁判でも、弁護士次第のようだ。
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完全に時効になったと思われるものから、
おもしろいネタとして随時デフォルメしつつ紹介することとします。