ワタミは損保ジャパン日本興亜ホールディングス(HD)に介護事業を売却するようですね。
ただ、同社にとって介護は外食、宅食(食事宅配)と並ぶ中核事業で最大の稼ぎ頭とのこと。半面、外食事業は、居酒屋不況など逆風は依然として強いとのこと。
そうであれば、なぜワタミは外食事業を売却しなかったんでしょうか。これを機に、介護会社に完全に業態転換してしまえば、当面、会社は安泰だったと思うのですが。事業ポートフォリオの完全な入れ替えですね。
海外に目をやれば、IBMも中核のパソコン事業を売却していますし、GEももともと電力会社ですし、日本は少子高齢化が進んでいますので、それくらいの事業ポートフォリオの完全な入れ替えがあっても良かったのではないか。
近時、当事務所には、中期的に事業ポートフォリオの完全な入れ替えを目的としたM&Aのお問い合わせも頂いているところです。