テンセント事件(仮称)
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これは、偽造証拠の話ではないかもしれない。
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テンセントというのも仮称であり、もちろん日本企業の話である。
しかも、テンセント以上に日本人なら誰でも知っている我利我利の日本企業。
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私の友人にテンセント君(仮称)がいる。
特段テンセント(仮称)とは関係ないものの、単にテンセント(仮称)のご令嬢と結婚したから私がそう呼んでいるのである。
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テンセント(仮称)ほどのイケイケの大企業の創業者はいったいどういう人物なのか。
それなりのイケイケの「親分肌」のすごい人物なのだと思う。
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しかし、このテンセント君(仮称)、超が付くほどの「子分肌」でビジネスマンとしてはイマイチ。。
イマイチ過ぎて、涙が出るほど。
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なぜテンセント(仮称)のご令嬢と結婚することができたのか。謎。
全く頼りにならない。
頼りになるのは太いお腹くらい。
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テンセント(仮称)のご令嬢はイケイケのスーパービジネスマンは見飽きていて、
落ち着けるテンセント君(仮称)くらいが丁度よかったのか。
まあお金はあるのだから、逆DVし放題のテンセント君(仮称)くらいでよし。か。
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このテンセント君(仮称)がまたトラブルメーカーなのだ。
そのトラブルもまたケツの穴が小さい。
トラブルも「子分肌」なのだ。
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どうも勤務先の取引先の社長から1000万借りたらしい(これはすこしケツの穴が大きい)。
なぜか?
そこはここでは伏せておくが、不正不祥事事例ではない。
そこは正当である。
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しかし、しばらくして、その勤務先の取引先の社長から返してほしいと言われた。
期限が来たら返すのは当たり前である。
ごくごく自然な話。
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その段階になって、私の事務所に相談に来た。
何か不満でもあるのか。
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2000万返せと言われているのですがどうすればよいでしょうか。と。
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エ!!
金を借りたのだから返さないといけないよ。
契約書もそろっているし、ハンコも押している。
返済期限はとっくに過ぎている。
勤務先の取引先の社長もまともな人であり、反社会的勢力などいちゃもんを付けるところもない。
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弁護士として勤務先の取引先の社長にお願いして、分割払いにしてもらおうか。
などなど協議した。
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しかし、テンセント君(仮称)が言うには、
「お金がない」「なんとか払わなくて良いようにならないか」
「お義父さんは返済ゼロでまとめてくることができる弁護士を探してこいと言っている」と!
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ハア???!
「お前のお義父さんは基地外か??」
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あまりの基地外ぶりに呆れ果てて帰ってもらった。
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その1か月後、テンセント君(仮称)から連絡があった。
「お義父さんに紹介してもらったある弁護士に頼んだところ返済ゼロでまとまったとのこと」
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「・・・・・・・・!」
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・・・・・どうも、私は間違っていたようだ。。。。。
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テンセント(仮称)の社長は一代でテンセント(仮称)をあそこまでした大社長である。
よく考えれば、
最初から、私が間違っているのは明らかだったのだ。
なんと!、借りた金を返すのは基地外ということだったのだ。
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世の中の社長様、あなたの会社は、正直に借りたお金を返していますか?
返しているのだとしたら、
そんなことをしているから、貴社はいつまでたってもテンセント(仮称)のような大企業になれないのですよ。
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M&Aでも裁判でもこのようなコペルニクス的発想の転換が重要のようだ。
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完全に時効になったと思われるものから、
おもしろいネタとして随時デフォルメしつつ紹介することとします。